子どものアトピー性皮膚炎
親にとって、子どもの病気ほど切ないものはありません。
それが根本的に完治することが難しい病気だとしたら・・・
子どものアトピー性皮膚炎は、特に乳児期は頭や顔などにあらわれることが多く、症状によっては見た目にも痛々しく、見ていることも辛くなります。
何とかしてあげたいと、色々な医療機関をまわられた方も多いことでしょう。
そして「いつになったら治るんですか、先生!」と詰め寄ったことがある方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、繰り返すようですが、アトピーは医療機関で完治させることは難しいのです。
症状を和らげることしか出来ません。
一番大切なことは、アトピー性皮膚炎の特性をよく理解して、お家でできることを考えることでは無いでしょうか。
衣食住の中にも、たくさんアトピーを引き起こす原因が隠れています。
子どものうちはアトピーでなくても、肌が敏感です。
生地の素材やタグなどが刺激になって、湿疹を起こす場合もありますから、綿100%素材のものを着せるようにしましょう。
衣類を洗う時には、合成洗剤ではなく粉石けんを溶かして使うことで、衣類に無用な化学物質がつかずに済みます。
また、食べ物のアレルギーについても、しっかりお子さんを観察することで発見することができます。
血液検査よりも、お母さんの目の方が正確な場合だってあるのです。
そしてスキンケアを欠かさないことです。
もし薬が処方されていたとしても、その薬の効能を生かすためには、清潔な肌でなければいけません。
こうしたことは簡単なようで、いざ取り組んでみると面倒に感じることも多いと思います。
しかし、子どもの生活習慣は親がつくるものです。
そして親の与える精神的な影響は、子どもにはとても大きいものです。
子どもが夜間かゆがってなかなか寝つかなかったり、症状が改善されない時には、親の方も精神的に辛いものです。
でも小さいうちの、アトピー症状は徐々に改善していくことが多いことも事実です。
親が決してあきらめずに子どもを支えていけば、子どもも精神的に落ち着きます。
たとえ病気がなくても、家族の支えが無く心が不安定なお子さんは不幸です。
たとえアトピーでも、家族に支えられ、自分以上にアトピーを改善しようと闘ってくれている、そんな親の愛情を感じたら、そのお子さんはきっと幸せに感じるはずです。
