アトピー性皮膚炎の原因

アトピー性皮膚炎の原因として挙げられるのは、アレルギー的な要因と、環境的な要因です。

アトピー性皮膚炎の方の約80%が、なんらかのアレルギーを持つと言われています。
これは、医療機関ではパッチテストなどを行うことで、簡単にチェックできますので、症状がある場合は調べてみると良いでしょう。
アレルゲンとしては、卵、牛乳、そば、大豆、などの食品系のアレルゲンと、ダニやその死骸・フン、ペットの毛、フケなどの環境系のアレルゲンが挙げられます。
0歳代の乳児には食べ物がアレルゲンとなることが多いので、離乳食をはじめる際には注意が必要です。

アレルギー体質やlge抗体の量(アレルギー反応を起こす物質)は遺伝する傾向がありますが、親と子が同じアレルゲンに対してアレルギー反応を起こすとは限りません。
また0歳時には、アレルギー反応を示した食品でも、年齢が上がると食べられるようになることもあります。
そう考えると、環境から受ける影響も強いと言えるのです。
このことは日本だけで考えてみても、地方よりも都市部にアトピー性皮膚炎の患者が多いことでも分かるでしょう。

では環境的な要因には、どのようなものがあるのでしょう。
一つには、皮膚の乾燥が挙げられます。
入浴時の石鹸の使用や、冬場の乾燥などはいずれも肌を乾燥させる原因となります。
肌の乾燥は、肌が本来持つバリア機能を低下させます。
肌のバリア機能が低下すると、少しの刺激にも反応して湿疹やかゆみを起こしやすくなるのです。
二つ目としては、過剰なストレスが挙げられます。
過剰なストレスは、体内の調整を司る自律神経の働きを乱します。
自律神経は免疫機能とも深く関係しているため、自律神経が乱れると免疫機能までがバランスを崩しやすくなるのです。
免疫機能が異常を起こすと、今までは平気だったアレルゲンに対してもアレルギー反応がでるようになります。

しかしこれらの他にも、アトピー性皮膚炎を発症する原因は人によって様々ですし、原因が特定できない場合が多いことも、患者を苦しめる大きな問題となっています。

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