親から子供への遺伝は?

自分がアトピー性皮膚炎の場合、自分の子どもにもアトピーが遺伝するのではないかと心配される方も多いことでしょう。
実際にアトピー性皮膚炎の症状が、そっくりそのまま遺伝することはありません。
しかし、アトピー性皮膚炎の原因がアレルギー体質によるものであれば、体質は遺伝する可能性があります。
両親ともアレルギー体質の場合で50%、一方のみの場合で30%の確立で遺伝すると言われていますから、低い確率ではありませんよね。

また、これまで使用してきた薬の副作用が胎児にも影響するのではと、妊娠を躊躇われる方もいらっしゃいます。
しかしステロイドは妊娠中も使用することが出来る薬です。(免疫抑制剤のプロトピックは妊娠中は使用できません)
抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤などの服用は避けた方が良いとされていますが、妊娠後に使用を中止すれば胎児に影響が及ぶことはありません。
もしアトピー性皮膚炎の症状をお持ちでも、子どもが欲しいという気持ちがあれば、今後の人生を考えた時に、子どもを持つリスクよりも、子どもを諦めるリスクの方が大きいことでしょう。
たとえ我が子がアレルギー体質を持って生まれたとしても、親がその辛さを一番知っているからこそ、症状の予測や、原因となる環境の整備など、経験者ならではの対処ができるのです。
また、妊娠中や授乳中は体質の変化に加え、使用できる薬に制限があったり、子どもが生まれてからは育児のストレスや寝不足などで、アトピーが悪化することもあるかもしれません。
しかしそうした状況を想定して不安になるよりも、我が子のかわいさを想像してみてはいかがでしょうか?

アトピー性皮膚炎でだからといって、妊娠を諦める必要などありません。
かかりつけの皮膚科や産婦人科に相談してみたり、出産経験者の話などを聞いてみてはいかがでしょうか。
きっと、全員が口をそろえて「大丈夫」と言ってくれるはずです。

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